ニュース 電子 作成日:2016年8月11日_記事番号:T00065762
発光ダイオード(LED)チップおよびエピタキシャル基板メーカー、華上光電(アリマ・オプトエレクトロニクス)はこのほど、価格競争の激しい青色および緑色LED市場から撤退し、生産装置などのリソースを4元系LEDなどに集中させる方針を決定した。青色および緑色LED市場からの撤退表明は中台メーカーで初めてのケースだ。11日付工商時報が報じた。
華上光電は全盛期、30~40台のMOCVD(有機金属気相成長法)装置を稼働させ、4元系LEDおよび青色LEDの生産は最大手の晶元光電(エピスター)に次ぐ規模を誇った。しかし中国メーカーの相次ぐ生産能力増強に伴い青色LEDは価格下落が深刻になったことなどから、現在稼働中のMOCVD装置は10台まで減少。全て4元系LEDの生産に充てている。
また売上高規模の縮小および生産設備の減少に伴い、赤外線LED(IR LED)事業では波長が810ナノメートル、850ナノ、940ナノの3種に生産を絞り、経営状態の改善を目指す。うち虹彩認証分野への応用が見込める810ナノ製品については、同機能を搭載したスマートフォン新機種「ギャラクシー・ノート7」を発表したサムスン電子やLGエレクトロニクス、中国メーカーにサンプル送付を行った。
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