ノートパソコン受託生産大手、広達電脳（クアンタ・コンピュータ）が10日発表した７月連結売上高は前月比3.9％増、前年同月比13.7％減の721億7,800万台湾元（約2,400億円）と、今年に入って単月で２番目に高かった。11日付経済日報が報じた。
クアンタは増収について、高単価ノートＰＣの割合が高かったためと説明した。７月のノートＰＣ出荷台数は320万台で前月比80万台減少した。１～７月の連結売上高は5,398億4,200万元で、前年同期比11.6％減だった。
クアンタ以外のノートＰＣ受託生産大手、▽仁宝電脳工業（コンパル・エレクトロニクス）▽緯創資通（ウィストロン）▽英業達（インベンテック）▽和碩聯合科技（ペガトロン）──は軒並み前月比２桁の減収だった。
証券会社は、クアンタはMacBookや腕時計型ウエアラブル（装着型）端末「アップルウオッチ」を独占受注しており、アップルは例年秋に新製品を発表するため、下半期の売上高は上半期を上回ると予測した。
