ニュース 電子 作成日:2016年8月12日_記事番号:T00065790
第2四半期、アップルがタブレット端末「iPad」およびスマートフォン「iPhone」向け部品調達を大幅に削減したことで、鴻海精密工業傘下のタッチパネルメーカー、業成控股(ゼネラル・インターフェース・ソリューション、GIS)やバッテリー大手、新普科技(シンプロ・テクノロジー、SMP)など台湾のサプライヤーの業績に深刻が影響が出ているようだ。12日付工商時報が報じた。
iPad用タッチパネル、iPhone用感圧タッチ「3D Touch(3Dタッチ)」を供給するGISはアップルからの受注減の影響で第2四半期の売上高が前期比47.51%減、前年同期比26.1%減の102億8,300万台湾元(約335億円)と上場以来の最低を記録。これに伴って粗利益率も4.29%まで低下し、同期は6,151万元の純損失を計上した。
また、iPhoneにバッテリーモジュールを供給するシンプロは11日、第3四半期の業績見通しを発表。これによると同社は今期、需要期ながら売上高、利益とも前期比微増にとどまり、純利益は前年同期比で13%以上減少すると予測している。
同社の悲観的な業績見通しについて証券会社は、アップルが下半期中に発売するとされる新製品「iPhone7」向けの受注が伸びていないことが原因との見方を示しており、シンプロの宋福祥董事長も「大口顧客の動向に影響を受けるため」と発言した。
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