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PCBの敬鵬、TOBでタイ子会社の出資拡大へ


ニュース 電子 作成日:2016年8月12日_記事番号:T00065791

PCBの敬鵬、TOBでタイ子会社の出資拡大へ

 カーエレクトロニクス用プリント基板(PCB)最大手、敬鵬工業は11日、株式公開買い付け(TOB)でタイ子会社、ドラコPCBの株式24.39%を取得し、出資比率を75.61%まで引き上げると発表した。9月22日に完了予定。取得額は2億8,159万タイバーツ(約8億2,500万円)。12日付工商時報が報じた。

 敬鵬工業は、近年ドラコへの多層PCB技術移転がうまくいっていないと明かした。出資比率を引き上げて経営権を強め、技術力を向上し、タイでの生産を拡大させる考えだ。同社は台湾工場が生産能力の70%、中国江蘇省の常州工場が25%、タイ工場が5%を占める。

 敬鵬工業は1989年からドラコに出資している。ドラコは11年に発生したタイ大洪水で、修復費用が必要となったため、敬鵬工業が追加投資を行い、出資比率が52.59%まで上昇していた。