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エイサーのスマホ事業幹部が離職、クアルコムへ移籍か【表】


ニュース 電子 作成日:2016年8月12日_記事番号:T00065794

エイサーのスマホ事業幹部が離職、クアルコムへ移籍か【表】

 宏碁(エイサー)は11日、2010年以降、同社のスマートフォン事業を主導してきた劉思泰・自建雲(BYOC)およびスマート製品事業部門の共同総経理が「個人的な人生設計」上の理由で提出した辞職願いを董事会で承認した。業界では、劉氏が今後、米半導体大手のクアルコムに転職すると伝えられている。12日付工商時報が報じた。

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 劉氏はこれまでモトローラでアジア区3G(第3世代移動通信規格)事業部総監やシンガポール、中国支社などの3G事業責任者を歴任した後、10年にエイサーに加って以降6年間、同社が参入したばかりのスマホ事業の主管を務め、世界各国の主要通信キャリアや小売業者との緊密な協力関係を構築し、市場の開拓を進めた。

 エイサーは「スマホ市場から撤退することはない」と強調しており、今後、自建雲およびスマート製品事業部門はもう1人の共同総経理、施宣輝氏が、スマホおよびウエアラブル(装着型)端末部門は、同社中核事業群の一つである情報機器事業総経理の高樹国氏が主導する。

 なおエイサーは第2四半期、為替差益が9億台湾元(約29億円)に上ったことから5億3,800万元の純利益を計上した。