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TTLの生ビール、年間100万ダース目標


ニュース 食品 作成日:2016年8月12日_記事番号:T00065800

TTLの生ビール、年間100万ダース目標

 台湾煙酒(TTL)は、生ビールの販売に力を入れ、年間販売量を現在の50万~60万ダースから100万ダースへの引き上げを目指す。12日付工商時報が報じた。

 TTLの呉容輝董事長によると、生ビールは台湾ではTTLのみが4年前から販売しており、特に若者に人気がある。ただ、主力の「18天台湾生啤酒」は賞味期間が18日と短く、期限切れで廃棄となった場合のコスト負担や、割高な冷蔵車による運送費を卸売業者から転嫁されることが販売店に嫌われ、仕入れ意欲をそいでいた。

 今後は販路拡大のため、TTLが冷蔵車を借り受けての、営業所から販売店への直接配送を検討しており、これにより販売店のコスト負担を低減する。さらに、販売戦略として行っていた値引きを、今後は「金牌ビール」を購入した販売店に値引き額分の生ビールを提供する方針だ。

 台湾のビール消費量は年間7,000万ダース。TTLは全盛期に市場シェア80%を占めたが、現在ではハイネケンが15%、キリンが10%とシェアを伸ばし、TTLは60%に低下している。