ニュース 社会 作成日:2016年8月12日_記事番号:T00065810
蔡英文総統は11日、台東県で先住民族のアミ族が暮らす都蘭集落を訪れ、先住民族による自治を実現するため、先住民族に土地の管理を委ねるモデル地域を複数指定する考えを示した。12日付自由時報が伝えた。
蔡総統(右2)はアミ族の代表から贈られた「情人袋」と呼ばれる伝統柄のポーチのお返しに1日に述べた先住民族政策の講演全文を贈った(11日=中央社)
蔡総統は今月1日に先住民族に対する公式謝罪を行って以降初めて、先住民族の集落を訪れて住民と懇談した。
蔡総統は「政府を代表して行った先住民族への謝罪は第一歩にすぎず、これからなすべきことは多い。先住民族との意思疎通をしっかり行わなければ、共に前進していけない」と強調した。
蔡英文政権は先ごろ、先住民族の伝統領域を指定し、乱開発に歯止めをかける方針も示している。都蘭集落の有力者は異口同音に先住民族の土地が流失していることに懸念を表明し、政府に対策を求めた。
蔡総統は「集落の土地や伝統継承に向けた責任感を強く感じた。各集落にはそれぞれ異なる問題があるが、原住民を主体とする解決策を取りまとめたい。これは大きな作業であり、全市民が共に取り組むことを望んでいる」と呼び掛けた。
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