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ASUS、来年1月にもVRシステム発表


ニュース 電子 作成日:2016年8月15日_記事番号:T00065819

ASUS、来年1月にもVRシステム発表

 華碩電脳(ASUS)の沈振来(ジェリー・シェン)執行長はこのほど、来年1月に開催される国際家電見本市、コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)でメーンパソコン、ヘッドマウントディスプレイ(頭部装着ディスプレイ、HMD)を含むバーチャルリアリティー(VR)システムを発表したいとの考えを表明した。同システムはソニーの「プレイステーションVR(PSVR)」に似たタイプの製品で、価格はPSVRより若干高めとなる見通し。業界では3万台湾元(約9万7,000円)前後とみられている。13日付蘋果日報などが報じた。

 ASUSのVRシステムのうち、メーンPCは今年10月に発売される見通しで、「Pascal(パスカル)」アーキテクチャを採用したエヌビディア(NVIDIA)のGPU(グラフィックスプロセッサー)「GTX 1060」を搭載する。

 VRシステム向けコンテンツについて沈執行長は、スチーム、オキュラス、騰訊控股(テンセント・ホールディングス)の3大プラットフォームと提携すると同時に、他の業者との協力も模索するほか、自社でもVR対応ゲームの開発を検討していると明らかにした。

 また同社は12日、新たな本社ビルおよび研究開発(R&D)センターの建設用地として台北市北投区・関渡地区にある1万1,400坪の土地を東森国際集団(EMI)から78億3,100万元で購入することを董事会で決議した。新本社は2018年に完成予定だ。

 なおASUSのブランド製品事業の第2四半期売上高は前期比15%減、前年同期比5%減の939億3,800万元となったが、今月中旬より中核製品の出荷がいずれも10%以上増加する見通しで、第3四半期売上高は1,000億~1,100億元に回復する見通しだ。