年初の寒波や春先の長雨など天候不順、および虫害により生産拠点のライチやリュウガン農園の不作に伴い、今年高雄地域では蜂蜜の生産量が６割減っており、これにより１台斤（約600グラム）当たりの価格が300台湾元（約970円）と、従来から３割上昇、過去最高となった。14日付聯合報が報じた。
これを受け、高雄市のあるハニーケーキ専門店は、９月から８～10％の値上げに踏み切ることを決めた。業界関係者は、ハニーケーキの価格は２年前と比べ１箱当たり10～30元上昇していると指摘。リュウガン蜂蜜の価格が一昨年の３キログラム680元から現在では1,200元と２倍近くに上昇しているため、値上げはやむを得ないと説明した。
ある消費者は、母親の誕生日は毎回ハニーケーキで祝っているが、以前の１箱180元が今では220元に値上がりし、９月以降は235元となると嘆いた。
