ニュース 政治 作成日:2016年8月15日_記事番号:T00065836
蔡英文総統は14日、先月指名した司法院正副院長人事が論議を呼び、指名された2人が辞退を申し出たことから、指名撤回に追い込まれた。15日付蘋果日報が伝えた。
謝氏(右)は辞退を申し出たことについて、個人の争議で国会のスケジュールを遅らせたくなかったためと語った(14日=中央社)
司法院長に指名された謝文定・司法院公務員懲罰委員長(68)は、国民党の強権政治下で美麗島事件など政治犯事件の審判に関わった点、司法院副院長に指名された林錦芳・司法院秘書長(66)は、司法院秘書長に在任中、司法改革に反対したほか、司法院の「観審制」(裁判オブザーバー制度)を支持した点、論文を盗用した点などでそれぞれ不適格とされ、民進党内からも不支持意見が出ていた。
特に謝氏の起用に関して、蔡総統が国民党の強権政治による政治弾圧をめぐり、「強権時代は皆が服従を選んだではないか」と発言したと伝えられたことが党内で強い反発を呼んだ。
蔡総統は「さまざまな批判は2人にとって公平とは言えないが、2人の名誉は守りたい」とし、正副院長指名後に2人が批判にさらされたことに謝罪の意を示した。民進党や時代力量からは、より開かれた透明な形での人選が望ましいとの声が上がっている。
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