ニュース 電子 作成日:2016年8月16日_記事番号:T00065841
決算報告書に虚偽記載の疑いがあるとして検察の捜査を受けたNAND型フラッシュメモリーコントローラーIC設計業者、群聯電子(ファイソン・エレクトロニクス)は、虚偽記載に関係する関連会社である華威達科技、永馳集団の合併を検討している。16日付経済日報が伝えた。
ファイソンは「会社の長期的発展と運営体制の完全性を考慮し、株主の利益に合致する前提で、華威達と永馳の合併を計画している」と説明した。消息筋によれば、合併は9月末までに完了する見通しだ。
今回の粉飾決算疑惑では、ファイソンが実質的に経営を支配する曜成科技(旧聯東電子)、華威達、永馳の3社との会社間取引が決算報告書に記載されていなかったことが問題となった。
ファイソンについては上場廃止も取り沙汰されているが、業界関係者は今回の動きについて、ファイソンが法律の定めを満たすことが狙いとみている。
ファイソンは今月11日、董事会を開き、3社を実質的に経営支配しているとする声明書を決議し、第2四半期の決算報告書には華威達、永馳との取引状況を盛り込んだ。
ファイソンの潘健成董事長は15日、粉飾決算疑惑で資金繰りが悪化するのではないかとの懸念について、「事件は過去形であり、現在は資金が十分にある。銀行による資金引き揚げは心配していない」とコメントした。
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