ニュース 石油・化学 作成日:2016年8月16日_記事番号:T00065850
台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下の台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)が彰化県内の工場で使用している歴青炭ボイラーの許可証更新が認められず、従業員994人が失業の危機に直面している。16日付中国時報が伝えた。
ボイラーの使用許可は9月28日に切れるが、彰化県政府は排煙の硫黄含有量が1.2%で、基準値(0.87%)を超えているため、許可証の更新に応じていない。
同社労組は15日、台北市の台塑集団(台湾プラスチックグループ)本社を訪れ、工場の操業継続を訴えた。これに対し、台化の洪福源副董事長は「さまざまなルートで県政府と調整を進める」と回答するにとどまった。
台化労組の劉興華理事長は「彰化工場の閉鎖を迫る人物の企てだ」と批判。労組はボイラーの使用許可証更新が認められなかった場合の抗議運動に向け、工場内で寄付を募っている。
台化の彰化県内のボイラーでは年間で歴青炭41万2,158トンが燃料として使用され、県内での年間歴青炭燃焼量の55%を占める。
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