ニュース 電子 作成日:2016年8月18日_記事番号:T00065893
日本の発光ダイオード(LED)最大手、日亜化学工業は17日、同社のYAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)蛍光体を有する白色発光ダイオード(LED)に関する欧州特許(EP936682)のドイツ特許部分をめぐり、台湾のLEDパッケージング(封止)最大手、億光電子工業(エバーライト・エレクトロニクス)が無効判断を求めていた裁判で、独連邦最高裁判所が16日、日亜化学の特許を認めてエバーライトの訴えを棄却したため、勝訴が確定したと発表した。18日付経済日報などが報じた。
日亜化学は、判決を受けて過去にさかのぼって損害賠償を求めていくと強調した。これに対しエバーライトは17日、改めて特許無効訴訟を起こすと表明。同社は一貫して知的財産権を尊重する立場に立ち、顧客と株主の利益を全力で守ると表明した。
EP936682の独特許部分については14年、独連邦特許裁判所が無効との一審判決を下していたため、日亜化学は逆転勝訴となった。なお、日亜化学はエバーライトとドイツ子会社を相手取り、白色LED6製品が日亜化学のYAG特許を侵害したとする訴訟でも争っている。同裁判は一審判決後の2014年10月以降は審理が停止されているが、今回の最高裁判決を受けて独デュッセルドルフ高等裁で控訴審が再開される見通しだ。
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