ニュース 電子 作成日:2016年8月18日_記事番号:T00065897
米インテルは16日、先ごろソフトバンクグループが買収を決めたARMホールディングスから、10ナノメートル製造プロセスを含むライセンス供与を受けることで提携すると発表。インテルはファウンドリー事業において世界の顧客を支援すると表明しており、ARMアーキテクチャのプロセッサー市場で台湾積体電路製造(TSMC)に宣戦を布告したと18日付経済日報は伝えた。
両社の提携について業界では、インテルにとってファウンドリー事業における長期計画の重要な一歩で、ARMアーキテクチャを採用するアップルのプロセッサー受注をTSMCやサムスン電子から奪取することが最終目標とみられている。
またインテルは今年、アップルからスマートフォン次世代機種「iPhone7」向けにベースバンドチップを受注し、TSMCに生産を委託しているとされる。しかしインテルは今後、同チップを自社生産に切り替える可能性があるほか、クアルコム、聯発科技(メディアテック)、エヌビディア、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)などTSMCの主要顧客をターゲットに受注を目指す方針と証券会社は指摘している。
これに対しTSMCは、「インテルとは友好的で相互補完的な関係にあり、かつ当社にとっては依然、大口顧客だが、技術競争においては全力でこれに臨み、10ナノプロセスでインテルを超え、7ナノで勝利する」と表明した。
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