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作成日：2008年4月7日_記事番号：T00006592
「人民元両替を全面開放」、中国が馬氏発言を歓迎
香港紙「文匯報」によると、馬英九次期総統が２日、年末までに人民元と台湾元の両替を台湾全域で開放するとの方針を明らかにしたことに対し、中国国務院台湾事務弁公室（国台弁）の李維一スポークスパーソンは３日、両岸（中台）の金融問題における協力について積極的にコミュニケーションを図っていきたいと、歓迎の意向を示した。
また、中国社会科学院台湾研究所の王建民研究員も、人民元の両替開放は、中国から台湾へ赴く観光客にとって必須の措置であり、「両岸の経済貿易関係も新たな段階に入る」との見方を示した。また、中国での台湾元の両替開放も進められるだろうという見方も示した。
ただ、台湾が人民元両替を開放し、中台間の金融関係が発展すれば、双方で通貨決済協議を行い、金融の監督管理についての覚書を交わす必要があると指摘した。
