ニュース 電子 作成日:2016年8月22日_記事番号:T00065944
理化学研究所(理研)と富士通が「京」に続く次世代スーパーコンピューターとして共同開発する製品の中央処理装置(CPU)について、製造プロセスの回路線幅は従来計画していた10ナノメートルではなく7ナノに変更することが明らかとなった。またCPUアーキテクチャもサン・マイクロシステムズのSPARCからARMのものに変更。変更された設計を基に台湾積体電路製造(TSMC)が同社の先進7ナノ技術で量産する。22日付工商時報が報じた。
日本を代表するスパコン「京」は2011年に世界最速のコンピューターとなったが、今年6月に発表されたランキングでは、1位が中国の「神威太湖之光」、2位も同国の「天河二号」、3~4位は米国製が入り、「京」は5位に後退した。
こうした中、理研と富士通は「京」に続く次世代スパコンの開発を決定。当初は10ナノプロセスを採用する計画だったが、チップ設計を手掛ける富士通がこのほど、7ナノへの変更を決めたとされ、17年に本格的な設計に入り、20年に量産を開始する見通しだ。台湾積体電路製造(TSMC)にとっては初の高性能コンピューティング(HPC)向け7ナノチップの大口受注となる。
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