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統一企業、中国の生産拠点38カ所へ


ニュース 食品 作成日:2016年8月22日_記事番号:T00065951

統一企業、中国の生産拠点38カ所へ

 食品最大手、統一企業(ユニプレジデント)は、来年10月に上海金山区、12月に天津市に生産工場を設置する計画だ。これにより、今月末に生産開始予定の山西省の工場と合わせると中国の生産拠点は38カ所となる。なお現在の生産ライン数は、即席麺が77本、飲料品が88本だ。20日付工商時報が報じた。

 統一企業の中国持ち株会社、統一企業中国控股(ユニプレジデント・チャイナホールディングス)は中・高価格帯の製品に注力しており、今年は29.9人民元(約450円)の即席麺と19.9元の飲料を発売する。ともに同社の商品としては中台で過去最高額となる。同社は、粗利益率の高い中・高価格帯製品の売上高構成比は今年は24%で、今後は年に5ポイントずつ上昇するとの見通しを示した。

 なお同社の即席麺の中国市場シェアは現在20.8%となっており、上半期売上高は7億7,500万人民元で前年同期比13%増だった。

 また、昨年の中国ミネラルウオーター市場は昨年、約5.71%の成長を記録。現在の市場規模は270億人民元となっている。統一中控は広西チワン族自治区と吉林省に工場を有しており、昨年売上高は1億8,100万人民元、今年上半期は1億200万人民元で、通年では前年比4.5%増の1億9,000万人民元となる見通しだ。ただ、中国シェアは0.83%にとどまっており、まずは北京、上海といった大都市の開拓に注力し、ブランド力強化に努める考えだ。