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16年GDP成長率予測、1.22%に上方修正【図】


ニュース その他分野 作成日:2016年8月22日_記事番号:T00065961

16年GDP成長率予測、1.22%に上方修正【図】

 行政院主計総処は19日、今年のGDP(域内総生産)成長率は1.22%と、5月予測の1.06%から0.16ポイント上方修正した。主計総処は、半導体需要の回復、農工業の原料価格の下げ止まりから、下半期の輸出は徐々に回復すると予測した。20日付聯合報などが報じた。

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 行政院主計総処は、第1四半期のGDP成長率確定値をマイナス0.29%(速報値マイナス0.68%)に、第2四半期は確定値0.7%(速報値0.69%)に上方修正した。第3四半期予測値は1.99%、第4四半期予測値は2.38%とした。台湾経済研究院(台経院、TIER)景気予測センターの孫明徳主任は、7月の輸出総額は半導体需要がけん引し、18カ月ぶりに前年同月比でプラス成長に転じたが、日本やシンガポールなど輸出相手国の景気回復が遅れているため、台湾の景気回復は時間がかかると分析した。

 主計総処は2017年GDP成長率は1.88%と予測した。元大宝華綜合経済研究院の顔承暉アナリストは、「景気後退」が「停滞」に変わるだけだと指摘した。