ニュース 電子 作成日:2016年8月23日_記事番号:T00065976
23日付電子時報によると、聯想集団(レノボ)は今年下半期、サプライチェーン戦略を転換し、いったん中国メーカーに切り替えた部品の調達先を再度、台湾メーカーに戻しているもようだ。これについて業界では、レノボは中国部品メーカーの育成に積極的に取り組んでいたが、利益状況を考慮して価格、品質ともに競争力の高い台湾メーカーからの調達を選択したと分析されている。
サプライチェーン関係者によると、中国メーカーの製品は高い価格競争力を備えているものの、品質や納期、生産の柔軟性といった面では台湾メーカーが依然優位に立っているという。
また成熟を迎えるパソコン市場で最大手の地位にあるレノボは、利益確保のため、ゲーミング(ゲーム用)PCや超薄型軽量製品に注力しているが、これらの製品には高い技術力が要求されることも台湾メーカーからの調達に回帰する要因の一つとなっているようだ。
レノボが今月18日に発表した今年第1四半期の決算報告書によると、純利益は前年同期比64%増の1億7,300万米ドルだった。うち1億3,200万米ドルは北京オフィスの売却によるものだったが、同期営業利益の2億4,500万米ドルも前年同期に比べ157%の増加を見せており、業績は目に見えて改善している。
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