ニュース 商業・サービス 作成日:2016年8月23日_記事番号:T00065980
22日に閉幕したブラジル・リオデジャネイロ五輪の台湾における放映権を取得していた愛爾達科技(ELTA)は、過去最高額の放映権料を支払ったにもかかわらず、同社から放映権を獲得するテレビ局や広告収入が過去の五輪と比べて少なかったことで損失額もこれまでの五輪で最高となったとみられる。23日付工商時報が報じた。
今回のリオ五輪の放映権獲得にELTAが支払った放映権料は3億5,000万台湾元(約11億円)で、前回のロンドン五輪の1億5,000万元から2.3倍に増加した。
しかしロンドン五輪では実況放送の視聴人数が延べ409万人、広告収入は6,000万元だったが、リオ五輪ではいずれも大幅に減少した。また前回大会ではテレビ局4局がELTAから放映権を獲得したが、今回は公営放送の公共電視台(公視)、民間全民電視(民視、FTV)以外の局は放送を行わず、放映権転売による収益も減少したようだ。
ただ、通信キャリア最大手の中華電信がインターネットを通じて提供するマルチメディア・オンデマンド(MOD)サービスはリオ五輪開催中、セットトップボックス(STB)の起動率が73%を維持し、通常時より3ポイント高く、五輪専用チャンネルへのアクセス数も累計150万回に達した。
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