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兆豊銀の巨額罰金問題、政府が責任追及へ


ニュース 金融 作成日:2016年8月23日_記事番号:T00065981

兆豊銀の巨額罰金問題、政府が責任追及へ

 台湾政府系の兆豊国際商業銀行(メガ・インターナショナル・コマーシャル・バンク)のニューヨーク支店がマネーロンダリング(資金洗浄)対策の不備を理由に米ニューヨーク州金融サービス局(DFS)より罰金1億8,000万米ドルを科された問題で、台湾の関係官庁は22日、関係者の責任追及など今後の対応方針で一致した。23日付経済日報が報じた。

 関係官庁による対策会合は、金融監督管理委員会(金管会)の丁克華主任委員をはじめ、財政部、法務部、中央銀行の幹部が出席して開かれ、▽関係者の責任追及▽ニューヨーク支店からの疑わしい送金の最終受益者割り出し▽兆豊銀が米国側の金融検査による指摘を受け、適切な対応を取ったか▽兆豊銀が改善措置を実行したか──という4点で事態収拾や指導監督を進めていくことにした。

 金管会の桂先農・政務副主任委員は「既に辞任した兆豊金融控股(メガ・フィナンシャル・ホールディング)の蔡友才元董事長についても、必要があれば説明に来てもらうことになる。もし蔡氏に負うべき責任があるならば、負わなければならない」と述べた。