ニュース 金融 作成日:2016年8月23日_記事番号:T00065983
第一商業銀行(ファースト・コマーシャル・バンク)での現金不正引き出し事件で、金融セキュリティーの欠陥が指摘される中、金融監督管理委員会(金管会)は来年にも金融情報セキュリティーセンター(F-ISAC)を設置する。23日付工商時報が伝えた。
金管会の蔡福隆・資訊服務処長によると、F-ISACは米国、英国、日本、韓国の制度を参考にして発足する。年間経費は4,000万~5,000万台湾元(約1億3,000万~1億6,000万円)が見込まれ、行政院は既に2,000万元の予算を計上した。不足分は行政院が追加計上するか、金融機関などに負担を求める。
蔡処長は「第一銀事件以前に金管会はF-ISACの設置を計画していたが、事件で設置作業が速められ、設置に対する抵抗も軽減された」と述べた。
台湾証券交易所(台湾証券取引所、TWSE)は既に今年3月から証券・先物分野で情報セキュリティーの情報共有プラットフォームを試験運用している。来年のF-ISAC発足後は、銀行、証券、先物、保険の各分野が情報共有で連携していく。
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