ニュース その他分野 作成日:2016年8月23日_記事番号:T00065988
経済部統計処が22日発表した7月の輸出受注総額は350億3,000万米ドルで前月比1.9%減、前年同月比3.4%減だった。前年割れが16カ月連続と、世界金融危機当時(12カ月)を上回り過去最長を更新した。経済部は、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)、IoT(モノのインターネット)などの新製品が増え、IT(情報技術)製品や半導体の受注が回復し、8月は前年同月比プラス成長に転じると予想した。23日付工商時報が報じた。
製品別では、IT(情報技術)製品の7月輸出受注は95億6,000万米ドル(前月比7.6%減、前年同月比3.3%減)と、9カ月連続の前年割れだった。ノートパソコン組み立ての受注価格が低かった上、日本からの受注が減少したためだ。
電子製品は93億4,000万米ドル(前月比0.7%増、前年同月比1.8%減)だった。スマートフォンなど新製品の発売が相次ぎ、半導体チップ需要が増加した。ただ、日本テレビブランドからの受注が減少した上、前年同月の数値が高かったため、前年割れだった。
液晶パネルを含む精密機器は18億4,000万米ドル(前月比1.4%減、前年同月比15.8%減)だった。前年同月比の減少幅は2015年4月以来で最小だった。韓国パネルメーカーの出荷減少、中国テレビブランドのパネル需要拡大で、液晶パネルの価格が上昇している。
国・地域別の輸出受注は▽米国、100億5,000万米ドル(前月比1.6%減、前年同月比0.7%減)▽中国、87億9,000万米ドル(前月比0.4%減、前年同月比0.7%増)▽欧州、58億8,000万米ドル(前月比6.5%減、前年同月比3.8%減)▽東南アジア諸国連合(ASEAN)主要6カ国、42億6,000万米ドル(前月比2%減、前年同月比5.3%増)▽日本、23億2,000万米ドル(前月比11.1%増、前年同月比19.7%減)──だった。
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