ニュース 社会 作成日:2016年8月23日_記事番号:T00065989
台塑集団(台湾プラスチックグループ)第6ナフサ分解プラント(雲林県麦寮郷、通称六軽)周辺にある橋頭国民小学許厝分校で、児童の尿からクロロエチレンの代謝物であるチオジグリコール酸アミド(TdGA)が全国平均の9倍近い濃度で検出されたことから、行政院は22日、許厝分校の移転を決定した。台湾で環境汚染による学校移転は初のケースとなる。23日付蘋果日報が伝えた。
許厝分校は六軽から900メートルの位置にあり、児童数は62人。国家衛生研究院(国衛院)国家環境医学研究所(NIEHS)が六軽から10キロメートル以内の小学校で児童の血液や尿を採取して分析した結果、許厝分校の児童らの尿からTdGAが高濃度で検出された。
許厝分校の児童は、夏休み明けから10キロメートル離れた豊栄国民小学に通うことになる。
保護者からは反対意見もあり、台塑集団は研究報告の信頼性に疑問を呈しているが、雲林県政府は「児童の健康に関わる問題であり、予定通りに移転を行う」との立場だ。
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