ニュース 政治 作成日:2016年8月23日_記事番号:T00065991
台北市と上海市による都市間フォーラム(双城論壇)が23日に台北市で開かれ、上海市から沙海林統戦部長ら一行が出席した。今回のフォーラムは都市交流を促進する趣旨で開かれるものだが、上海市側の代表団を率いるのが中台統一を目指す宣伝部門トップの「統戦部長」であることが物議を醸していた。
抗議活動を行った市民のプラカードには、フォーラムを開いた柯市長への批判も目立った(22日=中央社)
23日付聯合報によると、柯文哲台北市長は22日、一行を歓迎する夕食会を開き、「今晩はあらゆる対立はさておき、交流を進めよう」と呼び掛け、沙部長も中台間の1992年の共通認識(92共識)など政治的な問題にはひとまず言及を避け、「今回の訪問は両都市の友好交流と市民の親しみを深めることが目的だ」と応じた。
ただ、沙部長は同日、記者団の質問に対し、「両岸(中台)関係の平和的発展と交流協力には共通の政治的基礎が必要だ。その基礎が一つの中国への賛成であることは皆がよく知っている通りだ」と回答。また、柯市長との会談で92共識に触れるかどうかについては明言を避け、「12回目の訪台だが、毎回政治的な基礎を固めるために努力している。台湾に志ある人はますます増えている。両岸の平和的発展に有利なことであれば引き続き努力する」と語った。
沙部長ら一行は同日、松山空港に到着後、市民の抗議活動に直面した。沙部長は「さまざまな声を聞くことは良いことだ。抗議する人もいたが、多くの人が歓迎してくれた」と感想を述べた。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722