ニュース 政治 作成日:2016年8月24日_記事番号:T00066016
台北市と上海市による都市間フォーラム(双城論壇)が23日、台北市内のホテルで開かれ、上海市の沙海林・共産党委員会常務委員(統戦部長)は両市の交流拡大に向けた4項目の提案を行った。また今回のフォーラムに合わせ、両市の間では映画イベントである台北電影節(台北フィルムフェスティバル)と上海国際映画祭の交流に関する協力覚書など3項目の覚書が新たに交わされた。24日付工商時報が報じた。
沙氏は蔡英文政権発足以降の中国当局者の訪台としては最高レベルだけに発言内容に注目が集まった(23日=中央社)
交流拡大に向けた提案は▽両市の中長期の交流計画を取りまとめる▽将来的な両市の交流協力を重点的に深める▽参加の幅を拡大する▽交流の実質的効果を重視する──の4項目だ。
沙氏は30分にわたるあいさつで、「台湾海峡情勢には大陸側が望まない局面が出現しているが、どのような状況が出現しても、大陸は両岸(中台)関係を推進し、台湾同胞の福祉を図り、両岸同胞の心と魂の一致を進める決心に変わりはない」と述べた。
その上で、大方の予想通りに中台による「1992年の共通認識(92共識)」にも触れ、「柯文哲台北市長が昨年から92共識に対する了解と尊重を重ねて公に表明している。両岸は一家であり、一つの中国に問題はない」と指摘した。
これについて、柯市長は「沙氏の職位では触れるべき話がある。それが政治的現実だ」と理解を示した。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722