ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

中国の液晶パネル調達団が来台、調達規模は過去最高水準か


ニュース 電子 作成日:2016年8月25日_記事番号:T00066023

中国の液晶パネル調達団が来台、調達規模は過去最高水準か

 「液晶パネル調達の女王」の異名を持つ白為民・中国電子視像行業協会(CVIA)副会長が24日、中国のテレビメーカー関係者を率いて来台した。現在、液晶パネルの供給が不足しているほか、今後、中秋節(旧暦8月15日、2016年は9月15日)や中国の国慶節(建国記念日、10月1日)といった需要期を控えているため、業界では今回の調達規模は過去最高水準となる2,800万枚、43億~45億米ドルを維持すると予測されている。25日付工商時報が報じた。

 白副会長は訪台期間中、台湾顕示器産業聯合総会(TDUA)主催の台湾タッチパネル・光学フィルム展(タッチ台湾2016)に出席するが、例年は中華民国対外貿易発展協会(外貿協会、TAITRA)の招きに応じて5月末~6月初めに開催される台北国際電脳展覧会(コンピューテックス台北)などに参加しており、今年は来台時期も遅く、活動内容も格下げされた感が強い。

 これは台湾での政権交代が理由とみられ、液晶パネル業界の中台交流にも不確定要素が生まれると不安視する声が上がっているが、白副会長は4月、「両岸(中台)のパネル産業には相互補完性があり、政治的要素に影響されることなく協力を継続していきたい」と語っていた。