ニュース 電子 作成日:2016年8月25日_記事番号:T00066026
液晶パネル大手、群創光電(イノラックス)の王志超董事長は24日、液晶パネル市場は大型、中型、小型全てが深刻な供給不足で、過去20年で最も景気が良いと話した。友達光電(AUO)の彭双浪(ポール・ポン)董事長は、来年上半期まで好景気が続くと予測した。25日付経済日報が報じた。
王イノラックス董事長は、パネル供給不足は予想を上回り、かつて経験したことがないほどだと述べた(24日=中央社)
イノラックスの王董事長は、日韓パネルメーカーの生産ライン一部閉鎖、中国メーカーが新ラインを稼働しても良品率が低いことに加え、大型テレビの販売好調が理由と分析した。大型パネルの平均サイズは短期間で1.5~2インチ拡大し、パネルの出荷面積が大幅に拡大していると話した。同社は年内の受注見通しが立っており、第3四半期売上高は前期を確実に上回り、第4四半期はさらに良くなると予想した。
AUOの彭董事長は、2007年以来で最もパネル景気が良く、▽2月の台湾南部地震で、イノラックスと瀚宇彩晶(ハンスター・ディスプレイ)の出荷量が減少▽サムスン電子は製造プロセス転換がうまくいかず、稼働率が低下──に加え、サムスンが年末に第7世代工場を閉鎖予定で、世界のパネル供給量が4%減少する見通しを理由に挙げた。
市場調査会社、IHSテクノロジーは、サムスンの第7世代工場閉鎖で、イノラックスが17年の40インチパネル市場で首位に浮上すると予想した。
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