ニュース 食品 作成日:2016年8月26日_記事番号:T00066054
食用油メーカーの強冠企業が廃油などを原料に使ったラード(豚油)を製造し、販売していた事件の控訴審で、台湾高等法院(高裁)高雄分院は25日、強冠董事長の葉文祥被告に対し、一審の懲役20年よりもさらに重い懲役22年の判決を言い渡した。26日付蘋果日報が報じた。
控訴審で同被告は「精製した製品は国家規格(CNS)を満たしている」と反論していたが、裁判所は「食品安全衛生管理法(食管法)の規定では、メーカーは原料までさかのぼって管理する必要があり、製品が基準を満たしていればよいわけではない」と指摘。最終的に食管法違反および詐欺罪で懲役22年の判決が下された。
なお同社は、製品の納入先など3,800人余りから訴えられた民事裁判で、総額2,286万台湾元(約7,300万円)を支払うことで和解したが、和解金は全く支払われておらず、このことも控訴審の判決が一審に比べ重いものとなった要因の一つとみられる。
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