求人求職サイト大手、104人力銀行によると、８月のツアーガイド求人件数は150件で前年月比25.4％減、旅行添乗員は287件で16.6％減だった。訪台中国人旅行者の減少が影響したようだ。26日付工商時報が報じた。
８月の宿泊施設・小売卸売・飲食業界の求人件数は１万4,000件で前年同期比1.67％減少と、前年割れに転じた。台北市旅館商業同業公会の統計によると、台北市の一般ホテルは494軒と、2011年８月の325軒から増加したが、客室稼働率はピーク時の80％から60％に低下した。
104人力銀行を運営する104資訊科技が企業に対して行ったアンケート調査によると、最近３カ月で訪台中国人旅行者の減少を実感しているとの回答は83.5％で、うち33.5％が明らかに減少したと答えた。今後の対策として、▽中国人旅行者の誘致・受け入れ開放、27.6％▽東南アジア、インドなど新規市場開拓、25.3％▽観光産業の構造転換、20％──と回答した。
