ニュース 金融 作成日:2016年8月26日_記事番号:T00066060
中国信託金融控股(中信金、CTBCフィナンシャル・ホールディング)は25日、傘下の中国信託商業銀行による中国の中信銀行国際(中国)の全株式取得計画を中止すると発表した。株式を総額23億5,300万人民元(約350億円)で取得し、同行の銀行免許を継承する形で現地法人化する計画だった。26日付経済日報が伝えた。
中信金は今月初め、英大手銀ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)のマレーシア事業を、中信金傘下の生命保険大手、台湾人寿保険と共同で買収する計画を断念したばかりだ。
中信金の高麗雪資深副総経理(上級副総経理)は「2件の海外買収案件中止は、主に作業スケジュールが間に合わず、契約通りに取引が履行できなかったことが理由だ」と説明した。
しかし、市場関係者の間では、潤泰集団(ルンテックスグループ)の尹衍樑(サミュエル・イン)総裁が中信金の経営権獲得を狙い、株式の買い増しを進める中、手持ち資金を確保しておくのが狙いとみられている。
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