ニュース 社会 作成日:2016年8月29日_記事番号:T00066091
アラブ首長国連邦(UAE)のエミレーツ航空の便で帰台途中の台湾人女性が、機内でトイレを使用していた際、客室乗務員に突然ドアを開けられ、下半身に何も身に着けていない状況を他の乗客の目にさらされた上、正式な謝罪も受けなかったとして、行政院にセクシャルハラスメント被害を申し立て、交通部民用航空局(民航局)が介入する事態となった。29日付蘋果日報が報じた。
申し立てを行った女性によると、7月28日にドバイ発・台北行きEK366便に搭乗中、機内後方のトイレに入ったところ、すぐに誰かがドアを開けようとしたという。他の乗客が空室と間違えたと考えた彼女は手で開かないよう扉を抑えたが、力ずくでこじ開けられ男性の客室乗務員が中に入ってきた。女性はあわてて立ち上がり下着を引き上げたが、その過程をトイレ近くにいた男性を含む乗務員や乗客に目撃された。
さらに同機のチーフパーサーは彼女に対し、「喫煙していなかったか」と詰問したため、女性は否定した上で強く抗議したが、相手からは「協力しなければ飛行機から降りてもらう」との強い言葉が返ってきた。
同機では、トイレの煙探知機が警告を発したため、煙の発生場所を突き止めるべく乗務員が確認作業を行っており、最終的に別のトイレで乗客が喫煙していたことが判明。その後、無理やりドアを開けた男性乗務員が彼女の座席を訪れて謝罪したが、チーフパーサーは「緊急時に必要な処置だった」と主張し、正式に謝罪することはなかったという。
女性からの苦情を受けて民航局はエミレーツに対し、落ち度があった場合、被害者に賠償を行うよう要求したという。
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