シリコンＩＰ（知的財産）プロバイダー、力旺電子（イーメモリー・テクノロジー）は29日、電力消費量が極めて低いマルチタイム・プログラマブル（ＭＴＰ）ソリューション「エコビット技術」を発表した。無線ＩＣタグ（ＲＦＩＤ）、近距離無線通信（ＮＦＣ）市場での応用を見込む。30日付経済日報が伝えた。
非接触型チップは電磁波から得られる電力が非常に限られるため、電力消費の問題が課題だったが、新技術ではわずか数ワットの出力でデータの書き込みと読み取りが可能だ。
イーメモリーによると、エコビット技術の容量規格は４キロビットで、既に0.11マイクロメートル製造プロセスでの認証を通過している。
証券会社は、高級スマートフォンの在庫解消や新技術導入で、イーメモリーの業績は四半期ごとに成長すると見込んでいる。第２四半期は前期に比べ36％の減益と振るわなかった。
