ニュース その他分野 作成日:2016年8月30日_記事番号:T00066115
東南アジアなどへの投資を強化する新南向政策が蔡英文政権によって打ち出された一方、経済部が29日発表した統計によると、2015年の台湾から東南アジア諸国連合(ASEAN)10カ国への海外直接投資(FDI)総額は26億米ドルで前年比21%減少、国・地域別で8位だった。中国(82億米ドル)の3分の1以下、韓国(57億米ドル)の2分の1以下の水準だ。30日付自由時報などが報じた。
一方、今年1~2月のASEAN主要6カ国の輸入市場に台湾製品が占める割合は5.7%で、前年通年の5.8%から0.1ポイント減少した。中国は20.2%で0.6ポイント増加。日本は10%で0.7ポイント増、韓国は7.3%で0.5ポイント増となった中で、台湾の後退が目立った。中国は現代版シルクロード構想「一帯一路」に応じて、低価格の石化製品やスマートフォンの輸出を拡大しており、中国は台湾の新南向政策における最大のライバルと言えそうだ。
台湾からASEANへの輸出品目は集積回路を中心とした電子部品が最大で、輸出全体に占める割合は38.7%と08年の24.6%から約14ポイント増加した。ただ、近年は韓国が攻勢をかけており、シンガポールとタイでは昨年、台湾が集積回路の輸出額で首位を維持したもののそれぞれシェアを3.3ポイント、2.7ポイント落とした。またフィリピンでは台湾からの集積回路輸出額が前年比70.3%増加したものの、韓国にシェア首位の座を奪われた。
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