ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2016年9月1日_記事番号:T00066159
1日付蘋果日報によると、台塑集団(台湾プラスチックグループ)がベトナム北中部ハティン省に建設したベトナム大型製鉄所、フォルモサ・ハティン・スチール(台塑河静鋼鉄興業、FHS)は、同製鉄所周辺海域で発生した魚の大量死問題の責任を取る形で支払いを決めた5億米ドルの賠償金を8月中に完納したことが明らかとなった。
魚の大量死問題が持ち上がったことにより、今年6月に予定されていた同製鉄所における高炉の火入れが延期されていることについて、FHSの主管は、コンサルティング会社を通じてベトナム政府に申請を行っており、製鉄所内20カ所の検査が完了すれば稼働に承認が得られると語った。
ただ年内の稼働実現について同主管は「生産開始にタイムテーブルはない。やるべきことをやるだけだ」とのみコメント。業界からも、ベトナム政府が要求する改善項目は58件に上り、一部は短期間で完了できるものではないため、年内に火入れが実現するかどうかは依然未知数との見方が示されている。
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