ニュース 建設 作成日:2016年9月1日_記事番号:T00066162
台北都市交通システム(MRT)小碧潭駅周辺開発プロジェクト「美河市」をめぐる仲裁で、台北市政府に33億5,088万台湾元(約110億円)を支払った日勝生活科技(ラジウム・ライフ・テック)は、美河市のほか、MRT木柵駅周辺の「信義18」、MRT南港機廠(車両基地)共同開発プロジェクトからも撤退することが確定した。証券業界は3件の事業撤退による日勝の損失額は38億元と試算している。1日付工商時報が伝えた。
台北市政府が31日の記者会見で明らかにしたところによれば、日勝は「美河市」をめぐる仲裁金を既に支払ったほか、商業施設の未施工部分引き渡しをめぐっても、2億3,300万元を市側に支払うことで合意。「信義18」では日勝が市に2,514万元を支払うことで和解した。
南港機廠でも、日勝は当初市側に70億3,000万元の賠償を求めていたが、その後の交渉で市側が8億2,500万元を返還することで合意が成立した。
これにより、日勝が手掛ける共同開発事業はMRT大橋頭駅周辺の「捷二」事業だけとなる。証券業界は日勝が今後、自治体との共同事業には消極的になり、東南アジアなど新規市場に活路を見いだすのではないかと予想している。
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