ニュース 金融 作成日:2016年9月1日_記事番号:T00066167
政府系金融持ち株会社、兆豊金融控股(メガ・フィナンシャル・ホールディング)の蔡友才前董事長は31日、潤泰集団(ルンテックスグループ)の尹衍樑(サミュエル・イン)総裁が中国信託金融控股(中信金、CTBCフィナンシャル・ホールディング)の買収を視野に設立した投資会社「鑒機資産管理」の董事長を辞任した。1日付経済日報が報じた。
蔡氏辞任は中信金買収に向けた尹総裁との「同盟」解消を意味する。背景に兆豊国際商業銀行(メガ・インターナショナル・コマーシャル・バンク)の米国での巨額罰金事件があったのは確実だ。
蔡氏は同日、側近を通じ、「兆豊銀ニューヨーク支店の事件のため病に倒れた。直ちに鑒機の董事長を辞任し、裁判に専念する」とコメントした。
鑒機資産管理は潤泰集団、宝佳機構、蔡氏による合弁だったが、蔡氏の離脱後も潤泰集団、宝佳機構の両社は中信金の買収と南山人寿保険との経営統合を目指すとみられる。
鑒機は今後、董事会を再編した上で、社名を変更し、中信金株式を継続保有するか、清算後に中信金株式を相対取引で潤泰集団、宝佳機構の両社に譲渡するかのいずれかを選択することになりそうだ。
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