ニュース その他分野 作成日:2016年9月1日_記事番号:T00066170
蔡英文総統は31日、民進党中央常務委員会の席上、年金改革の推進は「避けられない責任」だとした上で、「今進めなければ、すぐに後悔することになる」と述べ、改めて改革推進に不退転の決意で臨む方針を強調した。1日付経済日報が伝えた。
蔡総統は「次の世代のために私たちの世代が犠牲となり改革を行うべきだ」とコメントした(31日=中央社)
年金改革問題をめぐっては、軍人・公務員・教職員が3日、改革は待遇悪化につながりかねないとして、大規模なデモを計画している。これについて蔡総統は「軍人・公務員・教職員は改革の過程で批判にさらされている。そうした悔しさや圧力は理解できる」と述べた。
一方、国民年金改革委員会の召集人を務める陳建仁副総統も31日、フェイスブックを通じた公開書簡で、「共に厳しい時期を乗り切り、改革を支持してもらいたい」と呼び掛けた。
陳副総統は同委のまとめとして、月平均年金給付額が▽公立学校教職員、6万8,000台湾元(約22万円)▽公務員、5万6,000元▽軍人、4万9,000元▽労工(勤労者)、1万6,000元▽私立学校教職員、1万7,000元▽農民、7,256元▽国民年金、3,628元──と制度によって大きな開きがあることに触れ、「年金改革は特定の職業を標的にしたものではない。全ての人が最低限の生活に必要な給付を得られるようにしたい」と述べた。
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