ニュース 政治 作成日:2016年9月1日_記事番号:T00066172
総統府は31日、対中窓口機関である海峡交流基金会(海基会)董事長に、田弘茂・元外交部長(77)が就任すると発表した。就任日は早ければ今月10日となる。1日付工商時報などが報じた。
民進党陣営のベテラン官僚である田氏の就任に対しては「やむを得ない人選」といった声も上がっている(31日=中央社)
田氏は米ウィスコンシン大学で政治学博士号を取得。李登輝政権時代に国策顧問や国家統一委員、陳水扁政権時代に外交部長や駐英代表を歴任した。総統府は、田氏は中台関係に精通しており、中華民国全国工業総会(工総、CNFI)最高顧問を務めた経験などから産業界への理解もあり、良好な中台関係を築ける人物だと説明した。
中台間の公式交流が途絶えた中、海基会董事長職には宋楚瑜親民党主席や王金平・前立法院長の名前が上がりつつも、蔡英文政権発足から3カ月以上も空席となっていた。なお、中国の識者からは、誰が海基会董事長に就任しようとも、最も重要なのは蔡政権の「1992年の共通認識(92共識)」に対する認識だとの見解が示されていた。
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