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ルネサスとTSMC、エコカー向けマイコン共同開発


ニュース 電子 作成日:2016年9月2日_記事番号:T00066181

ルネサスとTSMC、エコカー向けマイコン共同開発

 ルネサスエレクトロニクスは1日、ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)と、次世代エコカーや自動運転車に向けて、28ナノメートルプロセスを採用したマイコンを世界に先駆けて共同開発すると発表した。2017年にサンプル出荷、20年にTSMCで量産する計画だ。

 次世代の低燃費エンジンや電気自動車(EV)、自動運転には、高性能かつ安全性の高いマイコンが不可欠だ。ルネサスの信頼性の高いMONOSフラッシュメモリー技術とTSMCの28ナノ高誘電率膜メタルゲート(HKMG)技術で、次世代車載アプリケーションのさまざまな要求に応えるマイコンを開発する。フラッシュメモリー内蔵マイコン技術は、インダストリー4.0、産業分野、社会インフラ分野などへの応用も期待できる。

 ルネサスの大村隆司常務は、今後の次世代自動車の開発を加速するためには、革新的な半導体の技術開発が必要で、TSMCとの次世代マイコン開発が大きく寄与できると確信しているとコメントした。

 TSMCの金平中(ビージェイ・ウー)副総経理は、次世代車載デバイスの要求を満たすため、極めて競争力が高いコストパフォーマンスを提供すると述べた。