ニュース 商業・サービス 作成日:2016年9月2日_記事番号:T00066182
高級ショッピングセンター大手、微風広場(ブリーズセンター)の廖鎮漢董事長は1日、台北市信義区で2018年10月にオープン予定の微風南山(ブリーズ南山)について、1,000坪規模のスーパーマーケット、微風超市(ブリーズスーパー)が最大の目玉になると話した。本店に続く館内スーパー2号店となる。21年には台中市、台南市、高雄市で、レストラン、書店、喫茶店、映画館などを併設した3,000坪規模のメガブリーズスーパーを出店する計画だ。2日付工商時報などが報じた。
廖董事長(中)は、本店のブリーズスーパーではマグロの解体ショーなどイベントを増やすと話した(1日=中央社)
微風広場は同日、14日に始まる微風広場5店の周年慶(創業祭)セールと同時に、本店の地下2階のブリーズスーパーをリニューアルオープンすると発表した。開業15年で初めての全面改装で、欧州や日本の食品、食材を充実させる。
微風超市は、全面改装前の年間売上高は5億台湾元(約16億円)で、売り場面積700坪で計算すると、1坪当たり売上高は台湾業界最高を誇る。微風南山のブリーズスーパー、中南部のメガブリーズスーパーの計4店が加われば、売上高は15%増えると見込む。
廖董事長は、過去7~8年はレストランに注力してきたが、今後はスーパーに
力を入れると話した。小売市場が飽和状態だからではなく、商業施設を建てられる1万坪以上の一等地が少ないためだと述べた。
周年慶セール、14日から
微風広場は現在、本店のほか、▽微風信義(ブリーズ信義)▽微風松高(ブリーズ松高)▽微風南京(ブリーズ南京)▽微風忠孝(ブリーズ忠孝)──に加え、台北駅ビルに入居する微風台北車站(ブリーズ台北ステーション)、病院に入居する微風台大医院(ブリーズNTUホスピタル)、微風三総商店街(ブリーズTSGホスピタル)の計8店。
岡一郎常務董事は、微風広場5店の周年慶セール期間の売上高は36億元が目標だと話した。既存店舗8店は全て台北市内にあり、今年の売上高目標230億元の達成は確実と述べた。微風南山がオープンすれば、年間売上高70億元が上乗せされ、19年の売上高は300億元に上ると予測した。
微風広場が11年に買収した乾麺ブランド「阿舎乾麺」は▽米国▽英国▽日本▽韓国▽南アフリカ──など海外7カ国・地域に1,000カ所以上の販売拠点がある。廖董事長は「台湾の辛ラーメン」として、来年の売上高3億元を目指すと述べた。オーストラリアのタイ料理レストランなど、レストラン事業の海外展開も進める。
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