ニュース 電子 作成日:2016年9月5日_記事番号:T00066209
工業技術研究院(工研院)産業経済趨勢研究センター(IEK)の統計によると、車載用パネルの2015年世界市場シェアは台湾勢が40%を占め、日本勢の34%を上回った。中国勢は12%、韓国勢は10%だった。台湾勢は今年も2桁成長が続き、世界シェア過半を達成する見通しだ。5日付工商時報が報じた。
群創光電(イノラックス)はJDIに次ぐ世界シェア2位を維持しており、車載用パネルサイズは1~12.3インチを網羅。顧客はメルセデス・ベンツ、BMW、ポルシェやテスラモーターズの「モデルS」など欧米が中心だが、日本や中国の自動車メーカー向けも強化している。今年の出荷目標は800万~900万枚で、自動車メーカー向けとアフターマーケット(AM)向けが半々だ。
イノラックスは今年初めて12.3インチの車載用アクティブマトリックス式有機EL(AMOLED)パネルを発売した。自動車メーカーの採用は早くて20年と見込む。車載用フレキシブル有機EL(OLED)パネルも開発中だ。
友達光電(AUO)は、▽パナソニックオートモーティブ&インダストリアルシステムズ(AIS)▽アルパイン▽ボッシュ▽富士通テン──に車載用パネルを出荷しており、日米韓など自動車メーカー向けが90%を占める。今年の出荷は15~20%増と、世界平均10%増を上回る見通しだ。
中華映管(CPT)は昨年の車載用パネル出荷枚数が1,200万枚で、今年は1,300万枚を目指す。うち40%が自動車メーカー向けだ。
IEKは、19年に車載用パネル市場規模が65億米ドル、20年に72億米ドルまで拡大すると予測している。
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