ニュース 金融 作成日:2016年9月5日_記事番号:T00066219
潤泰集団(ルンテックスグループ)の尹衍樑(サミュエル・イン)総裁はこのほど、投資会社の「鑒機資産管理」を通じ、中国信託金融控股(中信金、CTBCフィナンシャル・ホールディング)の経営権掌握を目指していることに関連し、潤泰傘下の南山人寿保険と中信金は必ずしも統合する必要はないとの認識を示した。5日付経済日報が伝えた。
尹総裁は「中信金と南山人寿は業務提携で相互販売による利益拡大が可能だが、両社は合併しなければならないわけではない。私には合併の動機すらない」と両社の経営統合には否定的な考えを示した。
尹総裁はまた、南山人寿も中信金も生命保険と銀行というそれぞれの分野で最強の販売網を擁している点を挙げながら、「2つの独立した会社でよい。両社の合併を迫る必要は必ずしもない」と述べた。
仮に南山人寿と中信金が合併すると、総資産が8兆台湾元(約26兆円)を超える金融持ち株会社が誕生するが、尹総裁は「8兆元を超える企業になる必要はない。総資産3兆~4兆元の企業が相互協力する形態で不都合はないではないか」とも語った。
一方、兆豊金融控股(メガ・フィナンシャル・ホールディング)の蔡友才前董事長が鑒機資産管理の董事長を辞任したことで、鑒機が清算されるのではないかとの観測が浮上したことについて、尹総裁は「(合弁相手の)林陳海・宝佳機構董事長とは打ち解けており、相互に信頼している。電話で話し合い、鑒機を存続させることを決めた」と説明した。
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