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iPhone7の新機能向けIC、台湾メーカーはかやの外


ニュース 電子 作成日:2016年9月6日_記事番号:T00066232

iPhone7の新機能向けIC、台湾メーカーはかやの外

 アップルが間もなく発表するとされるスマートフォン新機種「iPhone7」は、デュアルカメラ、Type-Cインターフェース、急速充電といった新機能を搭載するとみられるが、台湾のIC設計業界関係者は、こうした新技術にかかわるICは全て欧米および日本の大手メーカーから調達され、台湾メーカーはサプライチェーンに食い込めないと指摘した。6日付電子時報が報じた。

 「iPhone7」に搭載される新機能は業界に先んじるものではなく、既に今年上半期、一部ブランドがアンドロイド機種に採用している。しかしこれら機種は試験的な意味合いが強く、新機能が本格的に普及するかどうかはiPhone7での採用に大きく左右されるという。

 なお台湾メーカーがiPhone7向けチップ受注から漏れた要因について業界関係者は、アップルは絶え間ない技術革新とイノベーションを追求するパートナーを求めており、持続力に欠ける台湾のIC設計業者は敬遠されると指摘している。

 ただ一方で、多様化するアップル製品の周辺機器については、譜瑞科技(パレード・テクノロジーズ)のディスプレイポート用チップ、聯発科技(メディアテック)のワイヤレス充電チップなど台湾メーカーが受注を獲得する可能性はあるとの見方を示した。