ニュース 商業・サービス 作成日:2016年9月6日_記事番号:T00066242
中国人観光客の減少など政治的、経済的要因を背景に、故宮博物院の1~8月の参観者数が延べ340万1,731人と前年同期比5.1%減少した。特に8月は中国人が5割近く減った影響で、前年同月比14%減となった。通年の参観者数は、2014年が540万人、昨年は529万人だったが、今年は500万人を割り込む可能性が浮上している。6日付工商時報が報じた。
故宮博物院の本館は、中国人が参観者数の41%を占める(1日=中央社)
故宮博物院は民進党政権への交代前、中国人参観者の増加に対応するため、200億台湾元(約660億円)を投じた拡張計画「大故宮計画」を予定していた。参観者数の減少に直面し、林正儀院長は5日、同計画を延期し、当面はサービス向上を図る「五楽六感計画」を推進すると語った。
なお1~8月の参観者数のうち外国人参観者の内訳は▽中国、142万人▽日本、17万人▽韓国、10万人▽東南アジア、1万人▽欧米、約9,000人──だった。今後は東南アジアなどからの参観者増に注力する方針だ。
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