ニュース 商業・サービス 作成日:2016年9月6日_記事番号:T00066243
行政院で観光推進小委員会の召集人を務める張景森政務委員がこのほど、フェイスブック(FB)上で「中国人観光客はわれわれが最も付き合うべき友人だ」と発言したことが物議を醸している。6日付聯合報が伝えた。
発言は中国人観光客の誘致を重視する姿勢を表明したものと受け止められたが、行政院の童振源報道官は「張政務委員個人の発言であり、行政院の正式な政策的立場を説明したものではない」と一線を画した。行政院は6日、中国人客減少の影響軽減策について、関係官庁による協議を行うが、張氏の釈明に注目が集まる。
蔡英文政権発足後、中国人観光客が減少していることに抗議し、観光業界は12日に大規模なデモを計画しているが、行政院内で中国人観光客をめぐる政策が一致していないことに業界からは不満の声が漏れている。
観光業界団体、台北市旅行商業同業公会の柯牧洲理事長は「張政務委員は積極的で、民間の声に耳を傾けようとしているが、新政権は張氏を支持しようとしない」と述べた。
観光産業自救会の李奇岳広報も「蔡英文総統は昨年、中国人観光客の台湾旅行を歓迎する政見を発表しているが、業界は行政院の説明が理解できない」と語った。
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