ニュース 商業・サービス 作成日:2016年9月7日_記事番号:T00066267
金融監督管理委員会(金管会)は6日、日系投資会社の「百尺竿頭数位娯楽」によるオンラインゲーム開発大手、楽陞科技(XPECエンターテインメント)に対する株式公開買い付け(TOB)が不履行となった問題で、百尺竿頭が保有するXPEC株式14.01%を「留保」したことを明らかにした。7日付工商時報が伝えた。
金管会証券期貨局(証期局)によると、百尺竿頭が保有するXPEC株式は差し押さえた状態ではなく、行政手続き上、カストディアン(有価証券保管機関)の集中保管結算所(TDCC)に百尺竿頭の持ち株の「留保」を求めた状態だ。仮に株式の所有権移転があった場合には、金管会が通知を受ける。金管会の丁克華主任委員は「投資家が資金を回収できない事態は絶対に招かない」と述べた。
株式差し押さえには裁判所の手続きが必要になる。投資家保護センター(投保中心)は7日、董事・監察人会議を開き、集団訴訟の提起を決める予定で、その後正式に裁判所に株式差し押さえを申し立てる。
一方、百尺竿頭は6日、沈黙を破って声明を発表し、「詐欺目的や詐欺行為はなく、会社と責任者の樫埜由昭(かしの・よしあき)氏が全力で補償方式を含む解決策を検討している。速やかに投資家に説明を行いたい」と陳謝した。
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