ニュース 金融 作成日:2016年9月7日_記事番号:T00066270
生命保険大手の新光人寿保険は6日、中国・海航集団(HNAグループ)と折半出資で設立した中国合弁子会社、新光海航人寿保険の25%株式を同国の柏霖資産などに譲渡することを董事会で決定した。台湾の生保が中国市場に進出を開始した2004年以来、合弁子会社の持ち株を売却するのは今回が初めてで、台湾の政権交代により中台関係が悪化する中、新光人寿が海航人寿株の残りの25%を手放すかどうかに注目が集まっている。7日付経済日報が報じた。
新光人寿は2009年、2億5,000万人民元(約38億円)を出資し、HNAグループと合弁で新光海航人寿を設立。しかし昨年11月、HNAグループによる増資が遅れたことからリスクベース自己資本比率(RBC)が法定基準を下回り、中国保険監督管理委員会(保監会)から新規契約禁止の行政処分を受けていた。
今回の売却額は1株当たり3人民元、総額3億7,500万人民元となる見通しで、当初の出資額を回収できることになる。ただ、持ち株の売却には海航集団の同意が必要だ。
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