ニュース 政治 作成日:2016年9月7日_記事番号:T00066276
蔡英文政権発足後、中台関係が停滞する中、11月20日にペルーの首都リマで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に台湾から宋楚瑜・親民党主席が特使として出席する構想が浮上している。7日付蘋果日報が消息筋の話として伝えた。
蔡英文総統は既に宋主席に特使を務めるよう求めることを決めたもようだ。APEC首脳会議には中国の習近平国家主席も出席するだけに、実現すれば中台間の接触にも注目が集まる。
蔡英文政権としては、宋主席はかつて習主席とも会ったことがあり、中国側にとっても受け入れ可能な人選だとの判断があったようだ。しかし、中台関係行き詰まりを受け、中国側は既に宋氏が特使を務めることに難色を示しているとされ、人選は曲折も予想される。
総統府は公式には「計画段階であり、人選が確定すれば説明したい」とコメントするにとどまっている。
蔡総統は最近少なくとも3回、宋主席と会い、中台関係について意見交換している。宋主席も「蔡総統のメッセージは善意によるものだ。いかなる問題も台湾の民意を尊重すべきだ」と述べ、蔡総統の対中路線に歩み寄り、中台間でメッセンジャー役を務めることに意欲を示している。
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