ニュース 電子 作成日:2016年9月8日_記事番号:T00066283
IC設計最大手、聯発科技(メディアテック)が7日発表した8月連結売上高は前月比4.24%増、前年同月比36.09%増の258億7,000万台湾元(約840億円)で過去最高となった。ただ、同社が生産を委託するファウンドリーの生産ライン逼迫(ひっぱく)、およびスマートフォン向けのアクティブマトリックス式有機EL(AMOLED)パネルの供給不足の下、証券会社は、同社が連結売上高783億~842億元、前期比8~16%増の第3四半期目標を達成できるかは挑戦となるとの見方を示した。メディアテックは同目標の達成には、9月連結売上高が276億1,100万元以上に達する必要がある。8日付経済日報などが報じた。
メディアテックは第3四半期、スマホ用とタブレット端末用チップの出荷枚数を1億4,500万~1億5,500万枚、前期比6.9%増と見込んでいる。ただ、ファウンドリーの28ナノメートル製造プロセス生産ラインが満杯となっている影響で、メディアテックは今年末まで出荷に影響を受ける恐れがある。
また、AMOLEDパネルは、ほぼ独占供給しているサムスン電子が自社スマホ向けへの供給を優先している。このためサプライチェーン関係者は、中国の小米科技(小米、シャオミ)、深圳市金立通信設備(Gionee)、魅族科技(メイズ)などメディアテックのチップ採用ブランドは、十分な供給を受けられず出荷に影響が出ていると説明した。
なお、メディアテックは財務目標を据え置いている。
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